バーチャルオフィスを使いたいけど、選び方がいまいち良くわからない、決めきれない!といった方に向けて、運営会社やプラン選択のポイントをお伝えします!
バーチャルオフィスって沢山ありすぎて選び方が分からないよ…
色んな会社やサービスがあって分かりにくいですよね…大事なポイントごとに整理してお伝えしていきますね!
バーチャルオフィスの選び方 5つのポイント
①予算で選ぶ (基本:500円~4,000円前後)
多くのバーチャルオフィスでは、大体月額500円~4,000円前後が基本的なプランの料金となります。
(基本的なプランとは「住所レンタルに郵便物の転送サービスが付いたもの」です。)
個人・法人共通ですが、個人利用の方がお安くなる傾向があります。
また月額料金以外では、初期費用として「入会金や保証金」が必要となる場合があります。
こちらも多くは0円~5000円が一般的で、高くても10,000円前後が基本です。
(▼詳細はこちらでもお伝えしています)
これらを踏まえて、まずはざっとでもよいので「月々大体このくらいの金額まで」という予算の基準を決めてみましょう。
ただし「郵便転送サービス」を使う場合は、月額料金に加えて月々「転送料」の上乗せがある場合がほどんどですので、そちらを予算の考慮にいれておいてください。
転送料については後述しますが、金額が会社によってまちまちで、さらに1回の転送ごとに手数料までかかる会社もありますので、月額料金の安さにばかり注目せず転送料金がなるべく負担にならない会社を選べるように気を付けておきましょう。
大体の希望金額が決まったら、こういった「安い順ランキング」などを参考に、ご自身の希望価格帯に合うプランを探してみてください。
②地域で選ぶ
住所を利用したい地域がはっきりと決まっている場合は、その地域に提供可能住所を持っている運営会社から選びます。
「地域名+バーチャルオフィス」などで検索してあたりを付け、そのなかで更に細かな条件*を比較していくのがおすすめです。(※比較したい細かな条件に関しては後ほどお伝えしていますので併せて参考になさってください。)
地域別で人気のバーチャルオフィスをお伝えしておくと、以下のようなものがあります。
東京…レゾナンス、ユナイテッドオフィス、NAWABARI
名古屋・大阪・福岡…DMMバーチャルオフィス、GMOオフィスサポート
その他の地域(全国)…ワンストップビジネスセンター、Karigo(カリゴ)
※一例です
③運営会社の規模や信頼性で選ぶ
コロナ禍を機に2020年前後からバーチャルオフィスの運営会社は急増しており、例えば東京都23区内だけでも現在400店以上のバーチャルオフィスが存在しています。
そうなると当然経営が安定しない会社も存在するため、安さだけで選ぶと後々トラブルになることも考えられます。
(▼こちらもご参考まで)
そういった面から、「運営母体がしっかりしている」「長年運営を続けている老舗で順調に店舗数も増やしている」といった運営会社を選ぶのもおすすめです。
運営母体の大きさで言えば、GMOオフィスサポート、DMMバーチャルオフィス
老舗で言うとレゾナンス、Karigo(カリゴ)、ワンストップビジネスセンターなどが有名です。
こちらの記事もぜひ併せてご確認ください。
④住所や物件の華やかさで選ぶ
ご自身のブランドイメージや信頼性を少しでも上げたい場合は、利用する住所やその物件の印象がとても大切になります。
近年では住所さえ分かればすぐに周辺の画像が検索できるため、「見られ方」にこだわりのある方はこの部分は慎重に選びましょう。「一等地住所や築浅物件を提供している会社 」から探してみるのがおすすめです。
⑤細かな条件で選ぶ (郵便転送、法人口座、電話転送、会議室)
プラン選択で重視するべき事項/条件をご紹介します。
※こちらで「項目/条件別に会社を分類したリスト 」も見られますので、情報整理やプラン選択に併せてお役立てください。
郵便転送の有無・間隔・料金
届いた郵便の転送が必要な場合は「郵便転送」というサービスがついているプランを選びます。
※「郵便受取」だけだと、こちらが受取りに行くまで拠点の事務所で保管するだけで(期限はひと月の場合が多い)、転送はされませんのでご注意ください。
郵便転送サービスの比較ポイントは以下の5点です。
①転送間隔
②転送料金
③到着通知が来るか/廃棄指示は可能か
④その他手数料は必要でないか
⑤(来店受け取りが可能か)
↑必要な方のみ
①転送間隔は「週1回、月1回」のプランが多く、その他「即時、隔週、月ごとに自由設定可能」などがあります。
転送料金が無料のプラン もありますが、多くのプランは1回の転送ごとに転送料が必要なため、ご自身が月にどれくらい郵便が届くかを想像して無駄が出ないような転送間隔のプランを選びます。(どうしても選べない場合は自由設定可能な会社 を選ぶのもおすすめです。)
②郵便転送の料金体系は「転送料無料、実費分、重量ごとの区分制、レターパックなどでの一括配送」などがよくあるパターンです。特に「100gまで200円、200gまで300円」といった重量ごとの料金区分制が多い印象です。
転送料は毎回必要になりますので、ランニングコストを減らすためなるべく低料金を設定している会社やプランを選びたいところです。
郵便料金や実際の封筒の重さなどに関しては以下でも詳しくお伝えしておりますのでご参考まで↓
③「郵便物が到着したらその旨の通知が来る」というサービスの提供があると便利です。またその際に不要な郵便物の廃棄指示が可能だと、無駄な転送料がかからないため大変助かります。
これらのサービスに関してはかなり会社ごとの差があり、月額料金内で画像付きの通知が来る会社もあれば、オプションで選ばなければ通知が来ない会社もあり、廃棄指示にお金がかかる会社もありますのでよくチェックしておきましょう。
④会社によっては、上記の「転送料」のほかに、1転送ごとに「手数料」がかかる場合があります。
相場は1転送200~300円程度、高くて500円ほど必要なプランもあり、月額料金が安くてもこの手数料がかさんで使用料金がふくらむ場合がありますのでご注意ください。
⑤郵便物来店受け取り可能なプランを選び、お住まいに近いバーチャルオフィスを借りて定期的に受け取りに行けば、転送料や転送期間がかからず大変お得に利用することができます。
近年郵便配達の形態が変わり、地方から東京の住所を借りた場合には郵便物到着まで一週間弱かかってしまうようになりました。郵便物を重視される方はこの「転送にかかる日数」も考慮にいれて住所やプランを選びましょう。
また「スポット配送」など、すぐに必要な郵便物は即送ってもらえるオプションサービスが選択できる会社であれば更に安心です。(スポット配送の利用料金は「500円+送料実費」の会社が多いです)。
法人登記や法人口座開設が必要か
法人化の予定がある・初めから法人登記が必要などの場合は、法人登記が可能な住所の提供を行なっている会社を選びます。「法人登記可能」と表示のあるプランをご選択ください。
ただし法人利用の場合は個人利用に比べて月額利用料金が上がったり、上位プラン(ビジネスプラン)の利用に限定される会社も多くなります。(勿論低価格ながら個人・法人ともに利用料が変わらない会社もあります。一例→レゾナンスやバーチャルオフィス1など)
また、法人口座開設をご希望の場合は、安易に開設しやすいネット銀行を選んでしまうと不便もあるため(具体例 )、都市銀行などに法人口座開設の実績が多い運営会社 から選ぶのもおすすめです。
電話転送の利用が必要か
自分のプライベートな電話番号を住所表示やビジネスに使いたくない場合は「電話転送」のサービスがある会社 を選択します。会社が提供する共通番号を利用できたり、専用の固定番号を付与してもらいお手持ちのスマホなどに電話転送することが可能です。
ただし「録音伝言転送」などではなく、着信自体の転送や専用電話番号をお求めの場合は月額利用料がかなり上がってしまうケースが多いため(大体2000円前後の上乗せに)、バーチャルオフィスのプランやオプションとしては選択せず、「お安く電話番号を借りられ通話ができる別サービス」を契約されるのも一案です。↓
Toones転送電話】…月額1000円で050局番の専用電話番号を利用可能。バーチャルオフィス運営大手のKarigoが提供しています。
【クラウドPBX「ナイセンクラウド」】…03局番、0120番号などもスマホに設定可能。固定電話を持ち歩くイメージで使えます。
【会議室の利用が必要か
住所レンタルだけでなく、打ち合わせやセミナ―などを自宅以外で行いたい方は「会議室」の提供を行なっている会社がおすすめです。
別会社の「貸し会議室レンタル」も可能ですが、バーチャルオフィスに付属のものだと安く利用できることが多く、また銀行の法人口座開設や融資の際、住所に実体がある(人が作業できるスペースがある)方が印象が良いということもあり、しっかりビジネス利用を行いたい方は会議室が併設されている会社 を選ぶのがおすすめです。
バーチャルオフィスの選び方 5つのポイントまとめ
バーチャルオフィスの選び方・5つのポイントをご紹介してきました。
簡単にまとめますと、以下の内容となっています。
①予算で選ぶ
②地域で選ぶ
③運営会社の規模や信頼性で選ぶ
④住所や物件の華やかさで選ぶ
⑤細かな条件で選ぶ (郵便転送、法人登記/法人口座、電話転送、会議室)
ご自身の利用目的を都度確認しつつ、どの項目を重視するのかしっかりと考えて運営会社やプランをご選択ください。
万が一決めきれない場合は、一番気になる会社からまず利用を始めてみるのもおすすめす。
一度使ってみると「自分に何が必要で何が不要か」が実感として分かりやすく、もしもの場合は運営会社の変更も容易というバーチャルオフィスならではのメリットもありますので安心です。
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